ツアーナースとして国内海外の多くの場所を訪れる機会に恵まれました。
そのたびに、異なる文化や風景、人々との出会いを楽しみながら、貴重な学びを得てきました。
この記事では、私が経験した様々な旅先でのエピソードなどについてご紹介します。
読者の皆さんにも、私の体験を通して新たな発見や感動を共有できればうれしいです。
- ツアーナースに興味がある
- ツアーナースでどんな経験ができるのか知りたい
ツアーナースとは
ツアーナースとは、旅行やツアーに同行して参加者の健康管理や医療サポートを提供する看護師のことをいいます。
小学校、中学校、高校の修学旅行の仕事が多いのですが、企業の研修、学習塾の合宿、部活動の合宿、イングリッシュキャンプ、個人旅行への同行などさまざまな仕事があります。
国内の仕事の方が圧倒的に多いのですが、海外への修学旅行に同行する仕事もあります。
ツアーナースの経験
私は、ツアーナースの仕事を国内・海外合わせて20回くらい引き受けた経験があります。
全て学校の修学旅行などに同行する仕事でした。
同行したことがある場所を、国内・海外に分けて整理してみました。
国内
国内のツアーナースは、5~6月と9~10月頃に仕事が多くありました。
冬の時期は、スキー教室や沖縄の修学旅行が多いです。
林間学校…清里、群馬など
臨海学校…沖縄
修学旅行…日光、京都奈良、山口、長崎、会津若松、沖縄など
スキー教室…長野、福島、新潟など
海外
海外の修学旅行に同行するツアーナースは件数が少なく人気があるので、チャンスをつかむのは少し大変です。
多少の英語力を求められることがあります。(英語力不問のこともあります)
オーストラリア(シドニー)、ニュージーランド、シンガポール
海外へ行けるツアーナースの求人をみつけるコツはこちらの記事で紹介しています。
ツアーナースのメリット
ツアーナースの最大のメリットは、給料をもらいながら旅行を楽しめることです。
普段行くことのないような旅行先に行けるのがとにかく楽しいです。
仕事をしながら観光を楽しむことができるため、旅好きの人にとっては理想的な仕事です。
フリータイムの思い出
生徒さん達が判別行動などでバラバラな場所に行っている間などに、時々フリータイムをもらえることがありました。
長崎のハウステンボス内を散策したり、京都でバスの1日券をいただいて2~3時間自由に観光したり、福島の喜多方では添乗員さんと喜多方ラーメンを2件はしごして食べたりもしました^^
オーストラリアのシドニーでは、生徒さん達がグループ別行動でそれぞれ出かけている間に、現地で暮らす日本人ガイドの女性が仲良くしてくださり、自由時間を一緒に過ごしました。
ガイドさんとスーパーへ行き食材を買って、自宅に連れていっていただき一緒にサンドウィッチを作っておしゃべりして、シドニーでの暮らしについて貴重なお話を聞きました。
どれも楽しい思い出です。
ホテルで待機という場合もある
発熱や大きなけがをした生徒さんがいると、その生徒さん達とホテルで待機するという場合もあります。
時々、生徒さんのようすをみに行くこともありますが、日中のほとんどの時間を一人で自由に過ごせます。
学校によっては、病人けが人がいなくても看護師は宿泊施設に残るというスケジュールのところもあります。
朝8時半頃~17時頃まで一人でポツンと宿泊施設で過ごしたこともあります。
周辺を散歩したり、本を読んだり、スマートフォンで好きな動画を見たりできるので自由度が高かったです。
ツアーナースの楽しみ
ツアーナースの楽しみは、旅行先を楽しむ他に人との出会いもあります。
学校の先生方との出会い
医療の現場でしか仕事をしたことがなかったので、学校の先生方とお話することも楽しかったです。
消灯後に、先生方は集まってミーティングを行います。
その日の振り返りや、翌日の予定などを話し合うのでツアーナースも同席します。
ミーティングが終わると、先生方はそのまま雑談を楽しまれるので、楽しい雰囲気の時は引き続き参加したり、疲れているときには部屋に戻って休んだりしていました。
独身時代にツアーナースの仕事をたくさん引き受けたので、当時は子どものことや学校のことなどにそれほど関心は高くなかったのですが、それでも学校の話はとても興味深かったです。
今なら、先生方に聞いてみたいことがたくさんあるので、もう少し子どもが大きくなったらまたツアーナースをやってみたいなと思っています。
添乗員さん達との出会い
修学旅行には必ず旅行会社の添乗員さんが3人くらい同行されます。
学校の先生方とツアーナースの間を上手に調整してくれる心強い存在です。
添乗員さん達から旅行のお話を聞くこともとても楽しい時間でした。
違う学校の修学旅行で、以前お会いしたことがある添乗員さんに再開することもありました。
沖縄のお兄さん
沖縄の修学旅行にも何度か行きました。
沖縄の修学旅行は冬に行くことが多く、1シーズンに3~4回行ったことがありました。
すると、那覇の公設市場のお兄さんと顔見知りになりあいさつする仲に。
「来週また来まーす」なんていうやりとりも楽しかったです。
かわいい生徒さんもたくさんいました。
人との出会いを楽しめる方は、ツアーナースにぴったりだと思います。
ツアーナースでの大きな学び
私がツアーナースで得た大きな学びは、沖縄での平和学習です。
沖縄には何度か遊びに行ったことがありましたが、旅行で行くのは海や楽しい観光地ばかり。
ツアーナースで沖縄に行った時に、初めて平和記念公園やひめゆりの塔に行きました。
看護要員として動員された10代半ばの女の子たち。
砲弾が飛び交う中で、戦争で傷ついた兵士を看病したり、亡くなった友達の遺体を運んだりしながら、やがては自分自身も命を落としてしまう女の子たちの姿を想像すると、胸が締め付けられる思いがしました。
看護といっても、その壮絶さは今の時代の看護とは比べものになりません。
ひめゆりの塔を訪れて、数々の資料を目にした時、「病院には薬も医療物品もそろっていて医師もいる。冷暖房が効いた安全な屋内でバイタル測定をして記録をする。ひめゆりの女の子たちに比べたら私が行ってきた看護なんておままごとみたいなものだ。」と正直思いました。
それからというもの、看護師の仕事を辛いと感じなくなりました。
ありがたい環境で仕事をさせてもらっていると思えるようになりました。
ひめゆりの塔は、看護師の方には特に訪れて欲しいと思う場所の一つです。
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ツアーナース体験談 まとめ
この記事では、ツアーナースの体験談についてまとめました。
ツアーナースは旅行を楽しめて給料ももらえる素敵な仕事です。
ツアーナースでは、たくさんの方との新しい出会いも楽しみの一つです。
旅行好きな方、人との出会いを楽しめる方にはとてもおすすめな仕事です。
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