ツアーナースになるには？給料や仕事内容、始め方を紹介

旅行が好きな看護師におすすめな仕事があります。

その仕事はツアーナース。

主に修学旅行などの学校行事につき添い、旅行中のケガや病気に対応します。

生徒のみなさんと旅行を楽しめるので、私は大好きな仕事でした。

今回は「ツアーナースの給料や仕事内容」「ツアーナースの始め方」について紹介します。

ツアーナースとは

ツアーナースとは

ツアーナースとは、修学旅行などの旅行に看護師として付き添い、旅行中のケガや病気に対応する仕事です。

学校の修学旅行、林間学校、臨海学校、スキー教室、移動教室などで2～3泊の仕事が多いです。

企業の社員旅行、英会話教室のイングリッシュキャンプ、個人旅行に付き添うケースもあります。

ツアーナースの給料

ツアーナースは日給制

働き方：単発バイト
勤務時間：終日
日給：国内は13000円位
　　　海外は13000～15000円位
事前打ち合わせ：時給1800円位×所要時間

ツアーナースの給料は日給制です。

日給×日数が給料になります。

例）日給13000円で2泊3日の旅行なら
13000円×3日間＝39000円

朝早くから夜遅くまで仕事をする日もありますので時給に換算するとかなり割安になるかもしれません。

事前打ち合わせ

修学旅行の付き添いの仕事の場合、事前に打ち合わせがある場合が多いです。

修学旅行の1週間くらい前に学校に行き、生徒の健康上の情報を共有したり、先生方にあいさつをしたりします。

最近はもしかするとオンラインでの打ち合わせもあるかもしれません。

打ち合わせにも、交通費や給与が発生します。

ツアーナースの仕事の行先

ツアーナースの仕事は、小中高校の修学旅行や移動教室が圧倒的に多いです。

行先で多かったのは、日光、清里、京都奈良、沖縄、スキー教室（長野、福島）など。

冬に沖縄に修学旅行に行く学校が多いので、1か月に何度も沖縄に行ったこともありました。

日程と行先を見て、興味があるツアーにエントリーするようにしていました。

ツアーナースの始め方

ツアーナースを始めるステップ

ツアーナースに興味がある方は、ツアーナースの仕事を取り扱っている派遣会社に登録しておきましょう。

私はこちらの派遣会社（MCナースネット）をいつも利用していました。

MCナースネットは、北海道から九州まで全国に15か所の拠点があり、お住いの地域に合わせた仕事の情報を得ることができます。

＼日本各地のツアーナースの仕事があります／

海外旅行のツアーナース

ツアーナースの仕事に慣れてくると、海外の修学旅行の仕事にも出会えるかもしれません。

シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドなどの仕事を引き受けたことがあります。

海外のツアーナースは日給13000～15000円くらい。

5日間の修学旅行で約7万円の収入になりました。

英語ができなくでも大丈夫なツアーもありますが、多少英語ができる方が海外の仕事を案内される可能性は高くなり、日給も少し上がることがあります。

海外のツアーナースに興味がある方はこちらが参考になると思います。

ツアーナースの仕事の実際

事前の打ち合わせ

事前の打ち合わせがあることがほとんどです。

実際に学校に出向いて先生方とお話をして、顔合わせをしたり、生徒さん達の健康面での情報を共有したりします。

最近では、オンラインで打ち合わせをすることがあるかもしれません。

もちろん、うち合わせ時の交通費や時給も支給されます。

救急バッグ

旅行の前に、派遣会社から救急バッグが送られてきます。

バイタル測定セットや、ばんそうこうや包帯、シップ、ちょっとした市販薬などが入っています。

旅行当日には、自分の荷物に加えて救急バッグ持参します。

集合・出発

集合場所は、学校であったり、東京駅であったり、空港であったりとまちまちです。

遅刻は厳禁ですので、集合場所や時間は事前によく確認しましょう。

旅行に同行

旅行中は、生徒の皆さんと行動を共にすることがほとんどです。

生徒さん達とさまざまな名所をめぐることができて、貴重な経験をさせていただけます。

しかし、例えば熱のある生徒さんがいたりすると、宿泊施設で一緒に待機となることもあります。

あとは、生徒さん達がグループや班に分かれて行動するときには、その時間に合わせてフリータイムをいただけることもありました。

福島県の喜多方に行った時には、フリータイム中に添乗員さん達と喜多方ラーメンの有名店をはしごしたり、京都では、一人で金閣寺や嵐山を散策する時間をいただけたこともあります。

病院受診への同行

けが人や、体調不良者が出ると、病院受診をするかどうかの判断を迫られることがあります。

病院受診をするかどうかは、先生方と相談して決めるのですが、「迷ったら受診する」くらいがおすすめです。

看護師が「受診は不要」と判断して、その後容体が悪くなってしまったら責任を追及されかねません。

宿泊は基本的には個室

ほとんどの場合は、個室を与えていただけます。

一度だけ、女性の先生と相部屋ということがありました。

必ず個室がいいという方は、事前に確認をしておいた方がいいでしょう。

ツアーナースの詳しい体験談はこちらにまとめています。

これからツアーナースを始めて行こうという方にはおすすめの記事です。

ツアーナースの注意点

時間厳守

ツアーナースの仕事は、とにかく時間厳守が基本です。

団体行動になりますので、集合時間に遅れることがないように気を付けましょう。

旅行中の勤務態度は、学校の先生方からチェックされています。

旅行後にはアンケートで細かく評価され、派遣会社にその内容が伝えられます。

時間にルーズだったり、勤務態度に問題があるときにはそれ以降のツアーナースの仕事ができなくなる可能性もあります。

受診するかの判断

旅行中のケガや病気で、病院に受診するべきかしばらく様子をみるかの判断を迫られることがあります。

看護師としての知識と経験で判断するのはもちろんですが、学校の先生方はどちらかというと「念のため受診させておこう」と判断されることも多いです。

引率の先生方とコミュニケーションをとりながら受診するしないの判断をしていくことをおすすめします。

ツアーナースの始め方　まとめ

ツアーナースは、主に修学旅行などの団体旅行に看護師として同行し、旅行中のケガや病気に対応する仕事です。

収入を得ながら旅行も楽しめるので、旅行が好きな看護師にはとてもおすすめな仕事です。

ツアーナースを始めるには、ツアーナースの仕事を取り扱っている看護師派遣会社への登録が必要です。

MCナースネットはツアーナースの案件を多く取り扱っているので、ツアーナース初心者の方にとてもおすすめです。

ツアーナースの仕事に興味がある方は登録して、どのような仕事があるのか是非確認してみて下さい^^