シップナース求人の探し方/世界一周できる看護師の夢の仕事を見つけよう

海外旅行大好きナースのみなです。

独身時代には看護師免許を活かした旅行系のの仕事をたくさんしていました。

ピースボートの世界一周の船旅のポスターを見た時に、ふと思いついたんです。

「世界一周するクルーズ船にも診療室ってあるよね…？？」と。

ビビッときた私は、クルーズ船の看護師の求人について調べ始めました。

シップナースはレアな仕事なので、簡単にはみつからなかったのですが…。

ある日、ついにクルーズ船の診療室のお仕事（シップナース）をゲットしたのです‼

今回は「どのようにしてシップナースの求人情報を探し、仕事にたどりついたのか」「シップナースはどんな仕事なのか」についての体験談を紹介します。

海外が好きすぎてシップナースを目指す

卒業旅行をきっかけに海外に興味をもち始めました。

看護師として、大学病院で3年間働いた後に一度仕事をやめて、オーストラリアへワーキングホリデーに行きました。

その後再び大学病院で働きましたが、大学病院では長期休暇が取れるのは1年に1回のみで連休は7日間まで。

「もっと自由に海外旅行を楽しみたい」と思い、再び退職。

そこからは、看護師フリーターの生活がはじまりました。

年に1～2回は海外旅行を楽しんでいたのですが、もっと旅行がしたいと思い、看護師免許でできる旅行系の仕事に目をつけました。

巡回健診の出張の仕事で旅行気分を楽しんだり、ツアーナースとして国内、海外の修学旅行に同行する仕事をしたりしていました。

そしてやがてクルーズ船の診療室で働けないかなと考えるようになりました。

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シップナースの求人ってどこにあるの？

ピースボートのシップナース

ピースボートは1年に3回の世界一周クルーズを催行しています。

乗客としてピースボートで世界一周することにあこがれていたこともあり、ピースボートの診療室の仕事はないかなと求人を探してみました。

そしてピースボートの求人をみつけることができました。

ピースボートの求人にはこのように書かれていました。

ピースボートの診療室の仕事は、ボランティアスタッフ扱いなので乗船費用は無料になるけれど無給。
そして高い英語力が必要。

ピースボートの看護師の求人の探し方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

日本のクルーズ船は４隻のみ

日本のクルーズ船は４隻しかありません。

英語がネイティブレベルに話せる看護師であれば外国船で働く選択肢もありますが、英語力がそこまでないという方は、選択肢は日本の４隻の客船のみということになります。

飛鳥Ⅱにたどりついた

ピースボートの診療室で仕事をすることをあきらめ、他のクルーズ船について調べました。

しかし、インターネットであれこれ検索しても、求めている情報にはなかなかヒットせず手探り状態。

そしてようやくたどり着いたのが、日本の豪華客船ともいわれる飛鳥Ⅱというクルーズ船です。

飛鳥Ⅱのスッタフ採用は（株）オーシャンホテルシステムズという会社が行っています。

飛鳥Ⅱの採用情報をみる（医師や看護師の採用情報は「その他の専門職」に含まれます）

当時、電話で問い合わせをすると「現在は看護師の募集はありませんが、履歴書を送っていただければ欠員が出たときにお声かけをさせていただくかもしれません」と案内されました。

あまり期待できそうもないな…と思いつつ、念のため履歴書を送付。

それから約8カ月が経ち、履歴書を送ったこともわすれかけていた頃に、電話で連絡がきました。

「看護師に欠員が出たのですが、お仕事をする気持ちはまだありますか？」と。

「えっ…、え…？　キターーー‼」と心の中でガッツポーズ。

後日面接を受けさせていただき、無事に採用してもらうことができました。

シップナースの採用条件や給料

シップナースの採用条件

私が働いていた船の看護師の採用条件は、当時は明確な条件がないようでした。

ざっくりと「臨床経験10年以上が望ましい。幅広い診療科を経験していること。救急対応ができること。そして英語が多少できること」みたいな感じ。

多い時で乗員乗客1000人以上を乗せ、医師1人、看護師2人で対応するので幅広い看護の知識が必要です。

私は、これまでたくさんの仕事を経験してきたので、仕事内容については不安はありませんでした。

英語力に関しても特に規定はなく、「多少英語ができる人」という感じで、TOEICで何点とか、英検何級とかは問われませんでした。

乗客は日本人ですが、乗組員には外国人も多いので、日常会話レベルの英語力は必須です。

乗船期間と休暇

契約期間は1年間でした。

スタンダードな乗船期間は「4カ月乗船、2か月休暇」のサイクル。

乗船期間には休日なく、乗船中は毎日勤務になります。

給与

給料は年俸制でした。

最近の給与の詳細は分かりませんが、当時は年俸650万円。

12等分した金額（月54万円くらい）が毎月支払われました。

3食の食事は船内で提供されるので、食費はかかりません。

洋服も、「船内では制服着用。室内では部屋着。たまに船外に散歩に出る時にTシャツを着るくらい。」

正直言って、お金をほとんど使わずに生活できます。

しかも、2か月の休暇中は、アルバイトすることもできるので、更に年収は上がりました。

仕事内容

シップナースの仕事内容は、主に乗客の診療と、乗組員の診療です。

シップナースの具体的な仕事内容や船内や寄港地での過ごし方に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。

シップナースを目指すなら英語力は必要

クルーズ船内にはたくさんの外国人スタッフがいます。

飛鳥Ⅱの場合、日本人スタッフは約100人、外国人スタッフは約300人くらい。

外国人スタッフは日本語ができない人がほとんどで、彼らとのコミュニケーションは英語です。

もちろん、外国人スタッフの診療も行いますから、英語が話せる必要があります。

私は決して、英語が得意ということはなかったのですが、海外に関する仕事をしたいという思いがあり、少しずつ英語は勉強していました。

シップナースの仕事に出会った前の年には、2か月間の語学留学を経験していました。

いつかシップナースをやってみたいという方は、英語の勉強を始めておくことをおすすめします。

＼格安語学留学におすすめ／

最近はオンライン英会話、対面の英会話、AIとの英会話、国内留学、海外留学などもたくさんの選択肢があります。

自分にあった方法で英語を身につけられるといいですね。

いくつかの会社を載せておきますので、興味があれば無料体験やカウンセリングを受けてみるのもいいと思います。

シップナースの求人は少ない

シップナースの仕事について紹介してきましたが、実際にシップナースの仕事に就くのはかなり狭き門です。

一度シップナースの仕事に就くと長く続ける方が多く、10年以上シップナースを続けているというナースもいますので、正直なところシップナースの求人はほとんど出ません。

ですが、2024年はシップナース需要拡大の大チャンスの年です。

飛鳥Ⅱを運営している郵船クルーズは、2025年に飛鳥Ⅲを就航します。
客船が1隻増えるので、シップナースの新たな採用があります！

こちらの記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひお読みください。

ツアーナースもおすすめ

旅行系の仕事をお探しであれば、シップナースよりチャンスが多いのはツアーナースです。

ツアーナースには国内の仕事だけではなく、海外の仕事もあります。

海外ツアーナースは、主に中高生の海外修学旅行の付き添いです。

ツアーナースはシップナースよりはハードルが低く、修学旅行の他にも、英語塾のイングリッシュキャンプや社会人の海外研修ツアーの付き添いなどの仕事もあります。

海外のツアーナースになるためには、国内でのツアーナースの経験が必要。

まずは国内のツアーナースの仕事を何度か引き受けて経験を積んでおくことがおすすめです。

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詳しくは公式ホームページでご確認ください

仕事をやめたいなと思ったら

今の仕事をやめて新しい仕事をはじめたいと思っても、今の職場をやめるに勇気がいりますね。

次のようなことにあてはまる方は、退職代行というサービスがおすすめです。

退職代行に依頼をすると、職場と一切かかわることがなくその日に退職することができます。

退職代行の業者によっては退職金や有休消化についても交渉していただけます。

＼気軽にLINEの無料相談／

シップナースの求人の探し方　まとめ

以前は乗客として「クルーズ船で世界一周してみたい」と考えていましたが、時間もお金も足りなかったため「クルーズ船の診療室で働きながら世界一周する」という目標に変えました。

シップナースの仕事の求人は希少ですが、運とタイミング次第ではチャンスに恵まれるかもしれません。

求人情報をこまめに確認しながら待つのもいいのですが、私のようにダメもとでクルーズ会社に履歴書を送っておくことも一つの手段です。

旅行系の仕事をお探しの方には、シップナースは採用人数が非常に少ないので、ツアーナースの仕事もおすすめです。

皆さんそれぞれが、楽しく働ける場所に辿りつけたらいいなと願っています。