パワハラで仕事を辞める決断をする前の看護師に伝えたいこと

パワハラで仕事を辞める決断をする前の看護師に伝えたいこと

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看護師の仕事をしていると、毎日のように耳にする言葉があります。

それは「もう看護師の仕事を辞めたい」。

もしかしたらこの記事を読んでいるあなたも口にしている言葉かもしれません。

仕事を辞めたい理由が「医師や師長にみんなの前で叱られた」「先輩看護師に厳しく指導された」などのパワハラである場合は、理由を伏せたまま退職するのはおすすめではありません。

私自身、前職場を上司のパワハラが理由で退職をしました。

パワハラにあっていたことを職場に伝え、会社都合の退職として処理してもらったことで、その後速やかに十分な失業給付金を受け取ることができました。

今回は「看護師のパワハラについて」「自己都合退職と会社都合退職の違い」などについて紹介します。

この記事はこのような方におすすめです
  • パワハラが原因で看護師の仕事をやめたい
  • 失業給付金を受け取りたい
目次

退職を決意する前に伝えたいこと

青空を飛ぶ鳥

看護師は渡り鳥

とある先輩看護師が言っていた言葉です。

看護師は1つの職場に10年、20年と勤め続ける方は少数派で、転職を繰り返す方も少なくありません。

もしあなたが「仕事を辞めたい」と考えているとしたら、その理由は何ですか?

「夜勤をやめたい」

「土日祝日が休みの職場がいい」

「新しい分野の看護に挑戦したい」

そんな理由であれば、条件に合う職場を探してあとは円満に退職することをおすすめします。

ですが、退職を希望する理由が

先輩看護師や師長、医師などから理不尽な叱責を受けた

複数の職員からいじめられている

など、パワハラが理由だとしたらそっと退職を決意する前にお伝えしておきたいことがあります。

パワハラとは何か

ナース

看護師の職場では、医師や先輩看護師からの大なり小なりのパワハラを受けることはめずらしくありません

ですが「自分が未熟だから」「指導のためには仕方のないこと」として、我慢してしまうケースが少なくありません。

そもそもパワハラとはどのようなものなのか、パワハラの定義について紹介します。

パワハラの定義

パワーハラスメント(パワハラ)は、職場での優越的な立場を利用して行われる嫌がらせのことを指します。法律的にも定義されており、以下の3つの要素を満たす行動が該当します。

  1. 優越的な関係を背景とした言動:業務上の地位が上位の者による言動や、同僚や部下による言動で、当該言動を行う者が業務上必要な知識や豊富な経験を有しており、当該者の協力を得なければ業務の円滑な遂行を行うことが困難であるものなどが含まれます。
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えた言動:社会通念に照らし、当該言動が明らかに当該事業主の業務上必要性がない、又はその態様が相当でないものを指します。例えば、業務上明らかに必要性のない言動や業務の目的を大きく逸脱した言動が該当します。
  3. 労働者の就業環境が害される:当該言動により、労働者が身体的又は精神的に苦痛を与えられ、就業環境が不快なものとなったために能力の発揮に重大な悪影響が生じる等の当該労働者が就業する上で看過できない程度の支障が生じることを指します。

厚生労働省によるハラスメントなどについてのリーフレット

パワハラの種類

パワハラには6種類あると言われています。

1.身体的な攻撃(暴行・傷害)
 例)上司からモノを投げつけられてけがをした。
   叩かれたり蹴られたりした。

2. 精神的な攻撃(脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言)
 例)「患者さんを殺す気なの?」「こんなこともできないの?」「看護師やめた方がいいんじゃない?」などと言われる。

3.人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
 例)話しかけても無視される。業務に必要な情報を共有してもらえない。

4.過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制・仕事の妨害)
 例)未経験の処置や介助をサポートなしに強いられる。過剰な業務量を押し付けられる。

5.過小な要求(業務上の合理性なく能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
 例)看護師なのに長期間看護助手の仕事しかさせてもらえない。長期間夜勤をさせてもらえない。医師に介助を拒否される。

6.個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)
 例)必要以上にプライベートを詮索される。


※客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については、職場におけるパワーハラスメントには該当しません。

看護師の職場では2番が多いですね…

看護師の日常はパワハラとの闘い?

女性

看護師がパワハラを受ける頻度

看護師が職場で受けるパワハラは、医療現場において特に顕著です。

人手不足の慢性化や人の命を預かる職場ゆえのプレッシャー、多忙さによるコミュニケーション不足などが原因とされています。

医労連(日本医療労働組合連合会)の調査によると、看護師がパワハラを受ける割合は次の通りです

  • よくある: 6.1%
  • ときどきある: 28.4%
  • ない: 51.4%
  • 分からない: 14.1%

パワハラを受けたことが「よくある」「ときどきある」を合計すると、34.5%の看護師がパワハラを受けた経験があるという結果です。

この割合は、日本の労働者全体の平均(31.4%)よりわずかに高いことが分かります。

主な加害者は看護部門の上司であり、年齢が若い新人看護師ほどパワハラを受けやすい傾向があります。

看護師にパワハラを行う主な加害者

看護師にパワハラを行う主な加害者は、医労連の調査によると次の通りです。

  • 看護部門の上司: 60.1%
  • 医師: 39.9%
  • 同僚: 21.4%
  • 患者: 20.5%
  • 家族: 5.9%
みな

先輩看護師に威圧的な態度で叱られたり、医師に怒鳴られたりすることは確かによくありましたね…^^;

パワハラを受けていると感じたら

チェック

自分がされていることはパワハラではないかと感じたら、次のことを行いましょう。

証拠を残す・集める

パワハラで退職を考える可能性がある場合は、極力証拠を残したり、集めたりすることが大切です。

録音・録画、メールやチャットのスクリーンショット、目撃者の証言などを保存しておきましょう。

日記も証拠になりますので、いつどのようなことをされたのかを記録しておきましょう。

本当にパワハラなのか当てはめてみる

パワハラで辞める前に、本当に「それがパワハラに当てはまるのか」確認することも大切です。

パワハラに該当する行為を理解し、自身の状況と照らし合わせて判断しましょう。

人事部、または社外の相談窓口を利用する

自社の人事部、または社外の相談窓口を利用することをおすすめします。

相談することで、上司への注意や人事異動など何らかの対処をしてもらえる可能性があります。

みな

証拠を集めることはすぐにでも始めておきましょう

パワハラで退職するときに気をつけたいこと

ひらめき

会社都合退職にしてもらう

仕事をやめたいということを職場に伝えるだけでは、自己都合退職として処理されます。

退職したい理由がパワハラであれば、会社都合退職として手続きをすることをおすすめします。

退職後に、すぐに転職せずに失業給付金の給付を受けたいという希望があれば、会社都合退職の方が給付金を長期間もらえます。

雇用保険の被保険者であった期間や年齢により給付金の受給期間がかわります。

自己都合退職と会社都合退職の違い

自己都合退職と会社都合退職の違いは、退職の理由によります。

  1. 自己都合退職
    • 従業員が自身の都合で退職するケースです。
    • 例えば、結婚や転職など、労働者側の「一身上の都合」によって退職する場合が該当します。
  2. 会社都合退職
    • 会社側の都合で従業員が退職するケースです。
    • 企業の倒産、退職勧奨、解雇などが該当します。

自己都合退職と会社都合退職によって、退職後の履歴書の記載内容や失業給付金の給付内容、退職金の支給内容などに違いがあります。

前職の退職理由はパワハラ

女性

実は私、上司によるパワハラが原因で前職場を退職しています。

パワハラが認められ、会社都合退職として手続きを進めてもらうことができました。

会社都合退職だったため、会社から離職票が届いてからすぐに失業給付金の受給が始まりました。

270日で約160万円の失業給付金を受給することができました。

自己都合退職だった場合は、失業給付金は120日しか受給できないので、自己都合退職と会社都合退職では大きな差があります。

退職代行サービス

サポートの文字

自分で交渉するのは負担…

パワハラを理由に退職をしたいと考えた時に、パワハラを職場に認めさせ会社都合退職として処理してもらうことは少し大変です。

これまでに自分が受けてきた辛い出来事を思い返し、証拠とともに伝えることは精神的に負担が大きい上に必ずうまくいくとも限りません。

証拠不十分であったり、客観性に欠けた主張では「必要な指導であり、適切な対応だった」などと言われてしまう可能性もあります。

精神的に辛い状況の中で、職場とトラブルになることは避けたいために、自己都合退職を選びそっと職場を離れる方も少なくありません。

そんなときに自分に代わって退職の手続きを進めてくれる「退職代行サービス」は心強くとてもおすすめなサービスです。

退職代行サービスの利用者は急増中

退職の意思を会社に伝えることはどんな退職理由であっても勇気がいりますね。

自分の代わりに、退職の手続きを進めてくれる退職代行サービスを利用する方がここ数年はとても増えています。

退職代行」は、yahooやXで度々トレンド入りするキーワードにまでなっています。

↓こちらの方は看護師の方です

退職代行サービスがおすすめな方

退職代行サービスは、このような方におすすめです。

  1. 会社に直接辞める勇気がない人
    • 退職の意思はあるが、上司に直接伝えることに抵抗がある場合、退職代行を利用することで代理で伝えてもらえます。
  2. 労働環境が過酷で辞められない人
    • 過度なストレスやハラスメントなどで辞めたいが、会社に辞めさせてもらえない場合、退職代行を活用することでスムーズに退職できます。
  3. 即日で仕事を辞めたい人
    • 退職代行は最短で即日に退職手続きを進めてくれるため、急いで辞めたい人に適しています。

そして、会社都合退職とするための交渉有休消化、退職金などについての交渉も退職代行サービスは行ってくれます。

気軽にLINEで相談できるサービス

職場で辛い思いをし、退職代行サービスを使おうかと迷っている方もいるかもしれません。

こちらのサービスは、LINEで気軽に相談ができるのでとてもおすすめです。

私はこちらのLINEで相談しアドバイスを受けて、最終的には退職代行サービスは使わずに自分で会社に交渉を行いました。

その場合にはもちろん費用はかかりません。

自分で会社に退職にまつわるさまざまなことを交渉するか、それとも退職代行に依頼するかを判断するために相談してみるという使い方もおすすめです。

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パワハラで仕事を辞める前に まとめ

植物

看護師が働く職場では、師長や先輩看護師、医師などからパワハラを受けることがあります。

パワハラが原因で「もう仕事を辞めたい」と考えている方は、退職の意思を職場に伝える前にパワハラを受けていた事実を職場に伝え、会社都合退職することをおすすめします。

会社都合退職の大きなメリットは失業給付金をすぐに受け取ることができ、受給期間も延長されることです

仕事を辞めたら、しばらくはゆっくり過ごして心の回復に努めたいと考える方に失業給付金はとても心強い制度です。

ご自身で職場に会社都合退職や退職金、有休消化などについて交渉することが困難な場合には、退職代行サービスを利用することも一つの方法です。

最近は、退職代行サービスもかなり知名度をあげ、利用する方が増えてきています。

パワハラを理由に退職しようか迷っている方、ご自身で退職の意向などを職場に伝えることが辛い方は、まずはLINEの無料相談を利用されてみてはいかがでしょうか。

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みな
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