客船の診療室内で働く看護師のことをシップナースといいます。
シップナースに求められるスキルの一つが英語力。
日本の客船であれば、乗客は日本人がほとんどですが、乗組員には外国人がたくさんいます。
船の診療室では、ケガや体調不良の乗組員の診療も行います。
「シップナースに憧れるけど私は英語ができないからムリだな…」なんてあきらめる必要はありません。
もちろんシップナースの英語力は高い方がいいのですが、ペラペラとバイリンガルのように流暢に話すほどの英語力は必ずしも必要ではありません。
ではどの程度の英語力が必要なのか?
この記事では「シップナースに求められる英語力」について実際にシップナースとして勤務した経験をもとに紹介します。
- シップナースに必要な英語力について知りたい
- 英語が活かせる看護師の仕事に興味がある
<仕事歴>
大学病院、ツアーナース、シップナースなど多数
<海外経験>
ワーホリ、短期留学
海外旅行数十回 世界45か国渡航歴あり
シップナースの採用条件
シップナースの採用条件
私が働いていた飛鳥Ⅱの船の看護師の採用条件には、明確な条件がないようでした。
大まかに「臨床経験10年以上が望ましい。幅広い診療科を経験していること。救急対応ができること。そして英語が多少できること」といった感じ。
英語力に関する採用条件
シップナースの採用条件には、英語力に関しても具体的な規定はなかったように思います。
「英語がある程度できる人」であれば採用されているようでした。
TOEICで何点とか、英検何級などは全く問われません。
実際に私は、TOEICも英検も未受験でしたので、履歴書に書けるような具体的な英語のスコアやレベルはありませんでした。
ちなみに、面接時に英語のテストなどもありませんでした。
当時の私の英語力は、おそらくTOEICでいうと500~600点くらいだったんじゃないかな^^;
医療スタッフ全体の英語力
私が飛鳥Ⅱに勤務していた時には、医師3名、看護師4名が所属していました。
一緒に仕事をしていた看護師の中では、私が最も英語ができない人。
先輩看護師達には、帰国子女のような流暢な英語を話す方はいませんでした。
皆さん、大人になってから英語を勉強した方ばかりのようでした。
簡単な英語で外国人の乗組員から症状を聞き出したり、診察の介助をしたりしていました。
「こんな時、英語でどう言いますか?」と先輩看護師に聞くと、アドバイスをもらえたので、診療室でよく使うフレーズやパターン化されたやり取りは覚えることができました。
3名の医師は、看護師よりは英語が堪能なので、診察の時なども心強い存在でしたので英語を使った診療でもそれほど不安に感じることはありませんでした。
看護師が英語を身につける方法
シップナースを目指すなら英会話に慣れておく必要があります。
2か月間の語学留学に行き、帰国して少しした頃にシップナースの話がちょうど舞い込んできました。
シップナースの仕事の見つけ方はこちらの記事で紹介しています。
シップナースの求人はレアなのでいつご縁があるか分かりません。
シップナースに興味がある方は、英語学習は早めに初めて準備をしておくことをおすすめします。
看護師が英語を身につける方法はいくつかありますので順番に紹介します。
オンライン英会話
一番手軽に始めることができる英語学習は「オンライン英会話」です。
英会話初心者であれば、まずは一般的な日常会話を身につけることから始めましょう。
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語学留学
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シップナースの英語力 まとめ
シップナースは外国人乗組員の診察を行うため、ある程度の英語力が必要です。
しかし、私がシップナースとして働いていた頃は、明確な英語レベルやスコアの規定はなく、簡単な日常会話ができれば採用されました。
現在は、採用基準がどうなっているか詳しくは分かりませんが、それほど高い基準ではないのではないかなと思います。
シップナースに興味がある方は、「英語ができないから…」とあきらめる必要はありません。
これから英語学習を始めれば、シップナースで仕事をする程度の英語力であれば十分に習得できる可能性があります。
ぜひチャレンジしてみて下さい^^